1月も終わりに近づくと、
『そろそろあの季節がやってくるな~』
と思う方も多いのではないでしょうか?
そう、『花粉症』です。
涙が止まらない、くしゃみが止まらない等、人によって症状も重さも様々ですが、花粉症が辛いと勉強も仕事も集中できませんよね。。。
今回は花粉症のメカニズムと、おすすめの対策方法について、紹介していきます!
Contents
花粉症のメカニズム
花粉症は体内に入った花粉が異物として認識され、対外へ排出しようとする、アレルギー反応です。季節性アレルギー鼻炎とも呼ばれています。
スギ・イネ・ブタクサ等様々な植物が原因となりますが、日本では圧倒的に
『スギ』
の花粉症の方が多いです(杉林が多いですからね…)
これらの植物の花粉が目や鼻などから体内に取り込まれると、ヒスタミン、と呼ばれる化学物質が放出され、血管や知覚神経、涙腺神経等を刺激します。
その結果
- くしゃみが出る
- 鼻水
- 鼻づまり
- 目のかゆみ
- 涙が出る
等の症状となって私達を苦しめているのです。
花粉症の対策について
花粉症は放っておいても絶対に治りません。
むしろ悪化する可能性もあります。
ただ最近は医療の進歩によって、市販薬でもかなり症状が軽減出来たり、医療機関で治療を受けることで根治出来たり、花粉症患者の未来も明るくなってきました。
ここからは、おすすめの対策方法について、紹介していきます。
舌下免疫療法
2014年から健康保険が適用され、かなり認知されてきたこの治療法。
なんと、花粉症を根治できます…!
長年悩まされてきた方には夢のような話です。
この治療方法は、スギ花粉エキスの入った薬を舌の下に投与し、体に吸収させ、体を徐々に花粉に慣れさせていく、というものです。
お子様からお年寄りまで、誰でも使用することができます。
ただし、この方法は、花粉症が収まった時期(6月頃)から始める必要があります。
つまり、今シーズンは間に合いません(笑)
今年のシーズンが終わったら、すぐに治療開始することで、来シーズンの花粉症は圧倒的に楽になるはずです…!
抗アレルギー薬の服用
これは一番対策として多く取られている方法ではないでしょうか。
実はここにもポイントがあります。
それは、
『医療機関を受診して薬を処方してもらう』
ことです。
こうすると、3割負担で薬を購入することができます。
(後期高齢者等は1割、未就学児は2割負担です)
ドラッグストアで購入すると、結構高額(1500円程度/週)ですが、医療機関を受診することで、費用負担を抑えることができます。
マスクを着用する
マスクの着用にもポイントがあります。
それは、『濡れマスク』にすること。
2枚のマスクを重ねて装着し、間にウエットティッシュ(無い時は濡れティッシュ可)を挟みます。
こんな感じです。(出典:nanapi)
こうすることで、水分が花粉を吸着し、普通にマスクをするより高い効果を得ることができます。
間のウエットティッシュが乾いてしまうと効果がなくなってしまうので、こまめに取り換えることを意識してくださいね!
洗眼薬・鼻うがいを活用する
出典:Shutterstock.com
これは体内に入ってしまった花粉を洗い流すものです。
よく水道水で洗っている方を見かけますが、
本来残しておく水分(涙等)まで洗い流す可能性もあるため、
専用の薬を買うのがおすすめです。
また、1日の使用回数が決められている場合もありますので、
用法・用量を守って、正しく使いましょう!
食事療法
これはあまり知られていませんが、
食べ物でも花粉症の症状を抑えることができます。
例えば
花粉症は免疫機能の低下によっておこります。
乳酸菌は免疫細胞のバランスを整える働きがあり、腸内バランスを適正に保つことで花粉症の原因となる、ヒスタミンの発生を抑制されます。
食物繊維を摂ることで、免疫力を高めることができます。
また食物繊維は、乳酸菌等の善玉菌のエサになるため、善玉菌の増加を促してくれます。
善玉菌の増加は、アレルゲンとなる花粉の吸収を抑える「IgA抗体」の増加にもつながるため、積極的な食物繊維の摂取が花粉症の症状を抑えることにつながります。
また、アルコールやタバコは、ヒスタミンの発生を促進したり、
血管を拡張させる作用があり、花粉症悪化の原因となります。
花粉症が酷い方は、控えられた方がよいでしょう。
今年も到来!花粉症の原因とおすすめ対策について さいごに
いかがでしょうか?
花粉症の季節まであと1か月を切りました。
今からでもできる対策もありますので、
是非、今日から実践していきましょう!
花粉症の事を理解して、自分の体とも上手に付き合っていけたらいいですね!
それでは('ω')ノ